
松本市五常のインターナショナルスクールオブ長野(ISN)小学部の図書館に、天然木の「ブックツリー」が登場した。本が“実る”木だ。
同市産の樹齢約35年の3本のエンジュを使用。高さ約2.5メートルに切りそろえ、樹皮をむき、それぞれが向き合うように組み合わせた。木と木の間に渡した板に本を陳列する。本の置き台や腰掛けなどに使う1.2メートル四方の「ブックベース」もそろえた。
サステナブル(持続可能な)図書館づくりを進める中で、同校の恵まれた自然環境と調和する象徴を作ることに。いずれも同市内のY建築設計代表・熊谷善紀さん(50)、柳沢林業副社長・高力恒次さん(50)、自営業・和合廣明さん(49)、木工作家・前田大作さん(47)が手がけた。
栗林梨恵校長は「企業なども使える開かれた図書館にしたい」と期待する。