松本市島立小5年1組が浜染工房で藍染め体験

松本市島立小学校5年1組(担任・下平恵里教諭、28人)は6日、浜染工房(庄内2)で藍染めを体験した。総合的な学習で取り組む一環で、各自がデザインしたTシャツを型染めした。
児童らはリンゴや野球道具、星など好きな柄を型紙に彫り、事前に工房へ。この日はのり付けされたシャツを、かめに入った染液に浸したり引き揚げて水洗いをしたり。3回繰り返し藍色に発色してくる様子を体験した。仕上げたTシャツは学校行事で着る予定だ。
総合的な学習の時間で地元の日本浮世絵博物館を見学し、藍などが染料に使われたことを知った。学校で藍を育て8月にトートバッグの絞り染めをした後、同工房が全国でも数少ない型染めを手がけていることから体験を希望し、浜完治さん(75)が協力した。
百瀬創哉君(10)は「想像以上にきれいに染められた。来年の修学旅行でも着て地元の魅力を伝えたい」。浜さんは「一生懸命描いた絵は、それぞれ個性があって面白い。昔ながらの技術を知る機会にもなれば」と話した。
同組は藍染めと並行して自作の浮世絵にも挑戦し、完成したポストカードを同日午後、松本城で観光客らに配った。藍染めは2組も体験した。