多様なスポーツに挑戦 「スフィーダ」中学生の部開設

小学生が競技を絞らず、さまざまなスポーツを体験する塩尻市の「SFIDA(スフィーダ)塩尻スポーツスクール」が、活動を始めて約1年がたった。35人が登録して週3回、桔梗小学校体育館で放課後や休日に2時間ほど体を動かしている。部活動の地域移行に対応し、今月から中学生の部を設ける。
4月23日は2~5年生約30人が参加し、バスケットボールとドッジボールをした。キャプテンで桔梗小5年の浅野結海さん、窪田海梛さん、上野蒼志さんは「他のクラスの友達と会えて楽しい。ふざけてけがをしないように皆をまとめたい」。
見守った母親の一人は「以前は家でゲームで遊んでいたが、スポーツに興味を持つようになった。異年齢の交流で思いやりの気持ちも育つ」と話した。
同スクールは、地元のサッカーチームなどで指導歴がある美容師の小澤弘尭さん(大門並木町)が、保護者らの「さまざまなスポーツを経験させたい」「事件・事故が心配で外遊びに出せない」といった声を受けて昨年6月に開設。小澤さんら大人5人が交代で指導する。
入会金(保険代)千円、月会費1500円(備品代など)。5、6月は無料体験会を開く。「スフィーダ」はイタリア語で「挑戦」という意味。小澤さんは「規模を広げ、子どもたちが体験できることを増やしていけたら」と話す。
中学生の部の保護者説明会を17日午後7時15分から、桔梗小体育館で開く。指導スタッフも募集中。問い合わせはTEL090・8810・1899