塩尻出身バイオリニスト尾髙さん 6月30日故郷へ思い込め演奏

塩尻市出身で名古屋フィルハーモニー交響楽団(名古屋市)のバイオリニスト尾髙詩音里さん(33)が、30日にあづみ野コンサートホール(安曇野市穂高)で開かれるピアノとのデュオリサイタルに出演する。故郷のイメージに合わせて選んだ曲の演奏や、ゲストの地元演奏家との共演などを予定している。
尾髙さんは4歳からスズキ・メソードでバイオリンを始めた。高校進学で塩尻を離れ、愛知県立芸術大を卒業し、同大研究科を修了。フリーランスを経て2019年から同楽団のバイオリニストを務める。「私が出す音色を、『渋めで哀愁がある』と言っていただけています」
使うのは、熱心に応援してくれた祖母(故人)が、尾髙さんが高校生の時に買ってくれたバイオリン。十数年たった今も大切に弾き続ける。
当日は、ブラームスの「バイオリンソナタ第1番『雨の歌』」「ピアノ三重奏曲第1番より」などを演奏。「雨の歌」は、元になった歌曲の子どもの頃を懐かしむ歌詞が安曇野の印象につながり、選んだという。ピアノは新庄(しんしょう)龍馬さん。ゲスト奏者はチェロの茅野周治さん(松本市)。
演奏会は、尾髙さんもメンバーの県内出身演奏家で構成する「アンサンブルカプリス」が主催。尾髙さんは「地元で育った演奏家がいることや素晴らしい共演者も知ってもらえたら」と話す。
午後2時開演、3千円(全席自由)。チケットの申し込みや問い合わせは同ホール℡0263・82・6419