
中信地区の各高校で今週末から文化祭が始まる。10月まで26校が開催を予定し、トップバッターは29、30日に一般公開する松本県ケ丘(松本市)と大町岳陽(大町市)。学校の魅力を地域の人や来場者に伝えたい、コロナ禍前の活気あふれる文化祭にと張り切っている。
共に新たな1ページを
創立101年目の今年は、「歴史ある文化祭をより良くし、新たな1ページをつくろう」と、同校の強みや魅力を地域の人に知ってもらう企画を用意した。テーマは「祭気煥発(さいきかんぱつ)」。縣陵祭への思いがあふれ続けてほしいとの思いを込めた。
一般公開は29、30日午前10時~午後3時半。恒例の探究科による「探究展」は、代表者数人による探究活動の発表や、1年間の活動の流れを写真や図表などで分かりやすく展示。射的やヨーヨー釣りなどの「縁日」は出店の種類を増やし、パンフレットや案内板などは見やすくするなどおもてなしにも力を入れる。
ダンスや吹奏楽部によるステージ発表、たこ焼きや唐揚げ、かき氷などの模擬店は15店。実行委員長の兵藤和真さん(17)は「つくる人、来る人みんなが楽しめる文化祭に。委員長としてみんなをつなぐ架け橋になれたらうれしい」と話す。