柔道から派生した格闘技「ブラジリアン柔術」の専門道場「CARPE DIEM(カルペ ディエム)松本」が松本市沢村3にできた。市内でハンバーガー店を営む藤原直樹さん(42)が、空き時間に鍛錬を重ね、指導者資格を得て5月に開設。「ブラジリアン柔術の楽しさを広めたい」という。
安曇野市出身の藤原さんは、10年ほど前にブラジリアン柔術に出合った。飲食業の修業をしていた頃に神奈川県鎌倉市の道場で始め、のめり込んだ。
Uターンしてからは諏訪市が拠点の道場で続けた。5年前に自分の店「Oldies b Goodies(オールディーズビーグッディーズ)」(松本市旭1)を持った後も熱は冷めず、昨年、5段階の帯制度で上から2番目の茶帯に。「どうせ毎日練習するんだったら教えよう」と、飲食業経営者と格闘技指導者の二足のわらじを履くことにした。
護身術から始まったブラジリアン柔術は、関節技など寝技主体で打撃がないため、安全性が高いという。全身運動になり、フィットネス目的で取り組む人もいる。
技を決める手順が論理的で、体だけでなく頭も使うため“格闘技のチェス”の異名も。「心身ともに健康的になった」と藤原さん。
カテゴリーは年齢や強さで細かく分かれ、老若男女問わずできる。藤原さんは「技を知る面白さを、格闘技を全くやったことのない人にも知ってもらいたい」と話す。無料体験を実施中。入会案内は公式ウェブサイトに。