「こども夏祭り」盛況 松本市神林南荒井「稲取会」中心に企画

松本市神林の南荒井公民館と隣の姫宮神社で7月27日、「こども夏祭り」が開かれた。神林南荒井町会の未就学児と小学生約100人が訪れ、輪投げに挑戦したり、境内の木陰でスイカや綿菓子を味わったりして楽しんだ。
毎回欠かさず来ているという菅野小学校6年の三村愛菜(まな)さん(11)は、かき氷を手に「(この祭りは)南荒井全体が笑顔になった感じ」とにっこり。2歳の娘と訪れた松田悠希さん(33)、彩香さん(32)夫妻は「アットホームな雰囲気がいい。来年も来たい」と話していた。
住民グループ「稲取会」を中心に、町会や地区PTAでつくる実行委員会が主催。子どもたちにコイのつかみ取りを楽しませたのが始まりで、以降「地域の子どもたちに仲間づくりの場として、祭りの雰囲気を楽しんでもらおう」と夏休みに開き、今回で18回目。
「稲取会」は1991年春、前年度の町会役員15人ほどで結成。現在は40~80代の11人で活動している。藤牧隆会長(72)は「『楽しかった』という子どもたちの声は何よりうれしい。新しい企画も考えながら続けていきたい」と、汗を拭きながら笑顔を見せた。