学校再編で昨年3月に閉校した大町市の旧第一中学校の卒業生ら有志でつくる「記憶の旅project実行委員会」は10~18日、校内で撮影した映像作品の上映と、学校の歴史をたどる写真展を大町エネルギー博物館(平)で開く。館内には同校の部活動「探研部」の常設展示コーナーがあり、一緒の観覧も期待する。
映像作品は約15分で、昨秋撮影。20代の卒業生が作り、統合小学校(2026年度開校)の校舎に改修される前の姿と記憶を映像と音楽で伝える。写真展は1961(昭和36)年の開校時から閉校までの様子を写した約70枚。
映像作品の上映などは、実行委が「自分の母校でなくても何かを感じられる内容。大勢に見てほしい」と帰省する人も多い時期に企画した。
「探研部」の常設展示は、今春設置。仁科三湖を渡る挑戦に使った部員手作りのカヌーやJR信濃大町駅舎のジオラマ作品などが並ぶ。
午前9時~午後4時。入館料500円、中学生400円、小学生200円。17、18日は同市民無料。詳細は同館ホームページか、同館TEL0261・22・7770