安曇野と松本ゆかりの3人が演奏「音楽や美術身近に」

安曇野市の有志グループ「アートセッションプロジェクト」は31日、フルートとピアノのトリオコンサート「この3人」を、市穂高交流学習センターみらいで開く。同市と松本市にゆかりがある3人が出演する。
ピアノは粟谷茂さん(48、安曇野市穂高)、フルートは同市出身の髙嶋青海(おうみ)さん(24、東京都)と松本市出身の井口花菜さん(25、同)が演奏。フランス留学経験がある粟谷さんは同国の雰囲気がある「二つのノヴェレッテ」(プーランク)、井口さんは重音奏法などさまざまな技術が入った「グレート・トレイン・レース」(イアン・クラーク)、髙嶋さんは中国の横笛の音色を再現できる特殊な装置をフルートに付けて「端陽(トンヤン)」(フェルー)を披露する。
安曇野市出身で東京芸術大に通う岡江翔滋(しょうま)さん(22)の油彩画を見て髙嶋さんが作曲した「ソナチネチネ」も初披露する。
コンサートは、音楽や美術などを身近に感じてもらおうと活動する同グループが穂高温泉郷の「湯の宿常念坊」で開く「このひとふろ」のスピンオフ(派生)企画。同所で演奏経験がある3人のコンサートを大きな会場で開くことにした。
3人は「よく演奏される曲ではないが、すてきな作品があることを紹介したい」と話す。
午後1時半開演。大人3千円、高校生以下千円。予約、問い合わせは専用フォームから。たかしままゆみピアノ教室(同市穂高有明)でも販売。