松本市新村のこども食堂「信州みんなの食堂」は8月18日、大人も子どもも楽しめる「カラフルマルシェ」(チャリティーバザー)を開く。運営資金の不足を補う企画で、大勢の協力を呼びかけている。
閉店したレストランを活用した同食堂は、毎週水曜午後4~6時に開き(8月14日は休業)、食事を提供している。子どもは無料、大人は500円を寄付金として受け取る。
米や野菜などの食材は趣旨に賛同した地域の人らが無償提供してくれるが、最近は子どもの利用者が50人超、大人は数人という日が続き、家賃のほか物価高騰で水道光熱費や他の食材費なども増え、運営は厳しい状況という。
今回のマルシェには、古着などのロジスティクス(物流の適正化)サービスを手がける「ウィン・コーチ・コーポレーション」(宮渕3)と、制服リユース「ココ・リンク」(双葉)などが協力する。子どもから大人までの新古品の衣類や靴、近隣の小中学校の中古運動着を販売するほか、無料のリメーク制作コーナー、材料費のみの子ども体験コーナーなどを用意する。
同食堂代表の下里かおりさん(44)は「多くの協力をいただきながら、喜んでくれる子どもたちのために子ども食堂を長く続けられるように頑張りたい」と話す。
午前10時~午後2時。