松本市浅間温泉1の喫茶併設の雑貨店「手紙舎文箱」で8月26日まで、「パンどろぼう」(KADOKAWA)や「おいしそうなしろくま」(PHP研究所)などを手がけた絵本作家でイラストレーターの柴田ケイコさん(高知県)の個展「TOMOROCK」が開かれている。
TOMOROCKは、柴田さんの愛猫「友蔵」と「ろく」がロックバンドを結成したら?という妄想から今年誕生したキャラクター。今回の“ライブ”では、友蔵とろくの他、ライオンやクマなどユニークな動物たちが楽しそうに歌ったり、楽器を演奏したりする姿など描き下ろし原画約20点を展示する。
バンドのTシャツや手拭い、一点ものの木製人形、陶器の一輪挿しといったグッズなどもある。
柴田さんは、同店を運営する「手紙社」(東京)が開くイベントに2010年から参加し、16年にはデビュー作の絵本「めがねこ」を同社から出版した。
同店雑貨スタッフの北村葉納さん(32)は「作家さんのオリジナル原画は貴重でなかなか見ることができない。動物をモチーフにした愛嬌(あいきょう)たっぷりの表情をぜひ見に来てほしい」と話している。
10日からは、柴田さんの最新絵本「くまたのびっくりだいさくせん」(白泉社)原画展も開催予定。原画や一部商品は抽選販売。午前10時~午後5時半。火曜定休。TEL0263・87・2716