プロバイオリニスト目指すウェイネン開さん 才能教育会館ホール でリサイタル

米国マサチューセッツ州在住の高校2年生で、将来、プロのバイオリニストを目指しているウェイネン開さん(16)は8月11日、初のリサイタルを松本市深志3の才能教育会館ホールで開く。ウェイネンさんは、安曇野市の建築家・降幡廣信さん(95、三郷温)の孫。第2の故郷での晴れ舞台を前に、「感謝の気持ちで演奏したい」と力が入る。
ウェイネンさんの母・葉子さん(51)が降幡さんの次女。ウェイネンさんは、葉子さんの指導で3歳からバイオリンを習い始めた。
2019年からボストン交響楽団ジュニアレパートリーオーケストラに所属し、複数のコンクールで1位を獲得するなど活躍。現在はボストン近郊のスタージス高校に通いながら、ニューイングランド音楽院プレップスクールに在籍し、室内楽やオーケストラの勉強にも励んでいる。
夏休みを利用して母の実家に帰省したウェイネンさんは5日、幼い頃、よく遊びに行ったという子育て支援施設「ぱおぱお」(安曇野市三郷明盛)で、子どもたちを前に演奏を披露した。
11日はバッハ、クライスラー、ラロ、ブラームスなど8曲ほどを演奏する予定という。ウェイネンさんは「祖父母をはじめ、聞きに来てくれた人たちへの感謝の気持ちを音楽で伝えたい」と話している。
午後3時15分開演。入場無料。