猫のライトなど愛らしく 8月20日まで北原さん作陶展

松本市新村の陶芸家、北原奈乙美(なおみ)さん(56)は8月20日まで、安曇野市穂高有明のギャラリーぬく森で初めての個展を開いている。猫、亀、デフォルメした木、カボチャなどの形のライトを主に、皿やペンダントも加えた約50点を並べている。
陶芸歴は20年以上。新村公民館で故小松一栄さんに師事して腕を磨いた。13年前からは師の教室を引き継ぎ、自身の作品作りと並行して後進を指導する。7月には自宅に新しい作業場兼教室が完成。「これからは作品も今までより増え、新しい生徒さんにも来てもらえる」と期待する。
食器類はあまり手がけず、動物の形やオブジェ風のライトなどを多く作る。中でも多いのは猫の形。「8年前、迷い込んだ三毛猫を飼い始め、かわいらしさにはまってしまった」と笑顔を向ける。
桜が好きで、猫の体や亀の甲羅部分に花びら形をくりぬき、明り取りにする。粗めの土を使い、土本来の味を残す工夫もしている。
午前10時~午後5時。木曜定休。ぬく森TEL0263・84・4133