松本蟻ケ崎高校(松本市)2年の西嶋岳琉(たける)さん(16、安曇野市豊科)が、7月24~28日に川崎市で行われた「アジアジャンプロープ選手権大会2024」のシングルロープ(1人で行う縄跳び)個人男子の「3重跳び」種目で優勝した。
大会には、中国や韓国など10カ国の約740人が出場。時間無制限で、連続で跳んだ回数を競う同種目は、25人で競った。西嶋さんは昨年12月の予選会で3位になり、代表(上位4人)になった。
300回を超えたあたりから他国の選手が失敗し、西嶋さんと中国選手が競り合う展開に。「絶対負けられない」と闘争心に火が付いた西嶋さんは、2位の445回や自己記録の403回を大きく上回る509回を跳んで頂点に。大会を主催するアジアジャンプロープ連合のアジア記録、日本記録を更新した。
西嶋さんは「不安もあったが、日頃の練習の成果を発揮できてうれしい」と笑顔。「縄跳びの競技は技やスピード、演技の出来栄えを競うものなどいろいろあり、見てもやっても楽しくて面白い。興味を持ってもらえたら」と話し、今後は3重跳びのほか、フリースタイルや団体競技にも挑戦したいという。