故郷安曇野ででリサイタル イタリア在住ソプラノ歌手 岡村実和子さん

安曇野市穂高柏原出身でイタリア在住のソプラノ歌手、岡村実和子さん(36)のリサイタルが8月22日、あづみ野コンサートホール(穂高)で開かれる。故郷でのリサイタルは10年ぶりで、知人でピアニストの神谷敦子さん(同)と、同ホール経営者の長谷川芳治さんが企画。神谷さんは伴奏も務める。
岡村さんは神谷さんの次女と中学・高校の同級生で、家族ぐるみの付き合い。岡村さんが声楽を学ぶために桜美林大へ進み、さらに2017年にイタリアに渡ってからも親しく交流している。
今回は、岡村さんが一時帰国すると知った神谷さんが、「地元で公演を」と、長谷川さんに相談。それを聞いた岡村さんは「穂高でのリサイタルは10年ぶり」と大喜びし、話が決まった。
当日は、1738年にヘンデルが作曲した「私を泣かせてください」から、19世紀末にプッチーニが作った「ラ・ボエーム」の中のアリアなど、イタリアオペラの約200年間を、数々の歌で披露する。「長年、現地で研さんを積んだ力を、地元の人たちに味わってほしい」と神谷さん。
午後6時半開演。前売り3500円、当日4千円。同ホールTEL0263・82・6419