「ママフェスまつもと」が小学生対象に商売学ぶ講座

子育て中の女性らでつくる団体「ママフェスまつもと」(松本市)は、小学生3~6年生が対象の連続ワークショップ(WS)「キッズまなびのマーケット」を開いている。金の流れや仕組みなど商売の実際を知ってほしいと企画。参加者は11月に信毎メディアガーデン(同市中央2)でマーケットを開く。
1回目は7月28日と8月4日に同市のMウイングで開き、NPO法人金銭教育研究会理事長の唐澤千恵美さん(44、塩尻市大門桔梗町)が金銭の歴史や流れなどを解説。4日は12人が参加した。
唐澤さんは児童らに「お金そのものに価値はないが、交換する物やサービスがある時に価値が生まれる」と説明。「誰かを幸せにしたり、問題を解決したりすることでも、お金が稼げる。自分が得意なこと、好きなことが仕事になるかも」などと語りかけた。
WSの2回目(9月8、15日)は、商店主やマルシェ出店経験者に、商品やサービスについて学び、3回目(11月3日)に各自の商品を販売する。
同市のインターナショナルスクールオブ長野小学部4年のクック花さん(10)は「絵を描くことやレジンを作るのが得意。マーケットでレジンのキーホルダーやネックレス、缶バッジ、Tシャツなどを売りたい」と楽しみにしていた。