認知症が題材「エターナルメモリー」上映に合わせ医師・平方さん講演 8月25日 東座

塩尻市大門四番町の映画館東座(合木こずえ代表)は、認知症を扱ったチリ映画「エターナルメモリー」上映に合わせて8月25日、愛和病院(長野市)副院長で緩和ケア専門医の平方眞さん(62、茅野市)の講演会「ボケても不幸にならない」を開く。
平方さんは諏訪中央病院勤務などを経て、2009年から現職。多くのがん患者の最期をみとり、「がんになっても、あわてない」「医者とホンネでつきあって、明るく最期を迎える方法」などの著書がある。
「エターナルメモリー」は24日から9月13日まで上映予定。監督はマイテ・アルベルディさんで、過去にチリの女性として初めて、また本作で2度目となるアカデミー賞ノミネートを受けた。
ドキュメンタリー作品で、夫は著名なジャーナリスト、妻は国民的女優でチリの初代文化大臣という夫婦の、晩年の日々を追った。25年間連れ添ってきた二人だが、夫がアルツハイマー病を患い、妻との思い出を次第に忘れていく。コロナ禍が重なる中、妻は優しさやユーモアを忘れず精いっぱい介護をして夫を支える。
合木さんは「認知症をどう受け止めるか、示唆が与えられる内容」と話す。
講演会は正午~午後1時半。当日の上映は午前10時と午後1時45分の2回。映画料金(64歳以下1500円、65歳以上1200円)で聴講できる。要予約。東座TEL0263・52・0515