「ゆめ水族園」交流再開 デイサービスセンター「ふくろうの家」に地域住民ら訪れる

松本市横田4のデイサービスセンター「ふくろうの家」で8月18日、海の生き物をスクリーンなどに投影して楽しむ催し「ゆめ水族園」が開かれた。コロナ禍の影響でおよそ5年ぶりの一般開放イベントとなり、地域住民らが大勢訪れた。
ゆめ水族園は、セイコーエプソン(諏訪市)が社会貢献事業として開発したもの。同社の高性能プロジェクターが海を泳ぐ魚やクラゲ、ペンギンなどを鮮明に映し出す。
ふくろうの家は、外出機会の少ない利用者を楽しませようと、8月の3週間、壁や天井など3カ所に投影。その内の一日を一般開放に当てた。
施設利用者と職員がガーゼをつなぎ合わせて作った巨大スクリーンもあり、子どもたちは目の前を泳ぐ魚を追いかけたり触れようとしたりして楽しんでいた。
コロナ禍以前、同施設は月例サロンや夏祭りを開き、地域との触れ合いを図ってきた。
この日は、会場でかき氷を提供したりヨーヨー釣りや輪投げコーナーを設けたりするなど、夏祭りの雰囲気を演出。施設を運営する桐山電機(笹賀)の桐山則夫社長は「ようやく交流を再開できた。サロンも再始動させたい」と万感の表情だった。