山形村ふれあい児童館(籏町多恵子館長)は8月6日、夏休みのお楽しみイベント「けん玉実演会」を開いた。児童約100人が参加。松本剣玉道場のリーダーでファイヤーパフォーマーの常田大輔さん(43、朝日村西洗馬)を講師に、子どもたちが夢中でけん玉を操った。
初めに常田さんは、けん玉が今季五輪の開催地、フランスで生まれたことや、3万種類の技があることなどを紹介し、さまざまな技を披露。子どもたちは「おー」「え?」「すごい」などと声を上げながら拍手を送った。
その後は、それぞれが「とめけん」「飛行機」などの技に挑戦した。子どもたちは「しっかりしゃがんで膝が伸びる力を使って」などのアドバイスを受けながら真剣な表情で取り組み、技が決まるとはじけるような笑顔に。
何度も「とめけん」を決めていた宮本泰輝さん(9)は「今までは時々しか入らなかったけど、玉をちゃんと見るとできるようになった」と喜び、小さい子に教えてあげていた。
常田さんは「できるようになると楽しくなり、『次の技を』と練習して上達したり集中力を高めたりできる」と話し、籏町館長は「初めは『やりたくない』と言っていた子も、いざ始まると食い入るように常田さんの姿を見て、夢中になっていた。遊びを広げるきっかけになれば」と話した。