木祖村で8月17日、村内の子どもを対象とした恒例の「すくすくジュニア絵画教室」が開かれた。小学校高学年を中心に21人が参加し、自由なテーマでアクリル画を描いた。
木曽美術会の下田美代子さん(木曽町三岳)が講師。参加者はまず、F8号(縦38センチ、横45・5センチ)のキャンバスに下地材や好きな4色を混ぜて塗り下地を完成。
キャンバスが乾いた後、筆やスポンジなどを使い、下地の凹凸を生かした抽象的なデザインを表現したり、森の中にある夢の国をイメージして描いたり。
土星や星が点在する宇宙を描いた木祖小4年生の坪井修治さん(10)は「想像した通りに自由に描けて楽しい」、グレーや水色、青色で雨が降る様子を表現した同5年生の松原楓佳さん(11)は「下地に好きな色を混ぜて塗る時にわくわくした。昨年より上手に描けた」。
下田さんは「こちらが思っているのと違う発想があり勉強になる。絵はいろいろな表現ができると楽しんでほしい」と話した。
村内で毎年開く「全国日曜画家中部日本展」実行委員会と村教育委員会が共催。4日には低学年の会を開き16人が参加した。今年は10月12~20日に38回目となる同展を開き、教室で描いた作品は「ジュニア部門」に展示する。