生坂村は、生き物を通じたさまざまな自然体験を行うプログラム「旅するいきもの大学校!」を企画している。多様な企業と連携する新たな観光事業「リジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)」の一環。下生坂で整備を進めている「いくさか創造の森」が舞台となる。自然への関心が高い参加者を30日まで、県内外から募っている。
約半年の間に全6回のプログラムを計画している。講師は、環境教育や保全活動を専門とする立教大スポーツウエルネス学部の奇二(きじ)正彦准教授が務める。
参加者は「創造の森」を中心に、里山や川などの現地調査、自然再生のためのアクション体験などを通し、生き物や自然について学ぶ。修了後は「生坂村公式ネイチャー研究員」に認定される。
村は、2022年6月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行い、翌年4月に環境省から「脱炭素先行地域」に選定された。「いくさか創造の森」はそのモデル地区だ。
プログラム立案に関わる合同会社ヒッタイショ所属のプロデューサー星野亜希子さんは「事業を通して自然環境の保護や再生について考える機会になれば」としている。
9月15日、10月6日、11月10日、11月30日、12月14日、1月11日の全6回に参加できる人が対象。年齢制限はない。申し込みはウェブサイトから。