小学5年生以下(女子は6年生を含む)のMGプレス杯少年サッカー大会は8月10、11日、県内外の32チームが参加して塩尻市中央スポーツ公園など松本、塩尻両市の計3会場で開いた。決勝で筑摩野サッカースポーツ少年団A(松本市)がFC戸上Jr.(千曲市)を2-0で破り、2004年以来20年ぶり2度目の優勝を果たした。
大会は23回目。初日の予選リーグ首位の8チームが、2日目に優勝を争う1位トーナメントに、主に学校単位でつくるスポーツ少年団4チームが進出。近年優勢だったクラブチーム勢に引けを取らない戦いを見せた。
頂点に立った筑摩野Aの多田成希主将は「練習の成果を発揮し、最後まで諦めずにチーム力でつかんだ優勝」と喜んだ。
熱戦 成長へつなげて
MGプレス杯少年サッカー大会(MGプレス主催、筑摩野サッカースポーツ少年団など主管)は、来季以降にチームの主力を担う小学5年生以下が、県内外のチームと競い合うことで今の自分たちの力を知り、これから何をすべきかを考える機会だ。できたこと、できなかったことを振り返り、秋以降の成長につなげてほしい。(敬称略、T=トーナメント)
筑摩野A・片桐結月(10)(パスの配球役で攻撃の起点に)「優勝は気持ちが良かった。もっと強度の高い練習をし、次の大会も優勝できるように頑張る」
筑摩野A・奥原大介監督(48)「決勝の相手とは体格差があったが、『大きい選手も体を寄せられたら嫌がる、それを30分間続ける』ように指示した。(堀内)瑛心の2得点は、愚直にゴール前に顔を出した成果。少年団の意地を見せることができた」
【決勝結果】
◇1位T
▽1回戦筑摩野A3─2松本東、大里(山梨)3─1松島、戸上4─0フォルツァblue、フォルツァyellow3─1セダック
▽準決勝筑摩野A0─0(PK3─2)大里、戸上1─0フォルツァyellow
▽3位決定戦フォルツァyellow1─0大里
▽決勝筑摩野A2─0戸上
◇2位T
▽1回戦筑摩野B2─0山形、諏訪2─0上田、佐久2─0旭町、エスティーロwhite2─2(PK3─2)豊橋(愛知)
▽準決勝諏訪3─1筑摩野B、佐久2─0エスティーロwhite
▽3位決定戦エスティーロwhite1─0筑摩野B
▽決勝佐久5─0諏訪
◇3位T
▽1回戦千曲0─0(PK6─5)茅野玉川、ちの宮川1─0南箕輪、アンテロープ2─0エスティーロblue、長地3─1アルフット
▽準決勝ちの宮川2─1千曲、アンテロープ2─0長地
▽3位決定戦千曲2-2(PK6-5)長地
▽決勝ちの宮川0─0(PK1─0)アンテロープ
◇4位T
▽1回戦波田0─0(PK3─1)豊科南、開智1─0南松本、堀金1─0M・SUnited、筑摩2─1松本北
▽準決勝開智4─0波田、筑摩3─0堀金
▽3位決定戦堀金2─0波田
▽決勝筑摩2─0開智