子との関わり方を学ぶ こちょこちょの会講演会

安曇野市の子育て支援グループ「こちょこちょの会」(赤沼美奈子代表・8人)は8月25日、「健やか育て・育て直しアドバイザー」の角田春高さん(76、愛知県)の講演会を、三郷農村環境改善センターで開いた。親子ら約20人が参加した。
角田さんは「どうする、関わり方」と題し、スキンシップや人見知りなど、七つの発達課題に合わせた関わり方を解説。各課題で必要な乳幼児体験があり、それらを繰り返し経験することが重要と訴えた。
その中で角田さんは、必要な体験が不足していると、発達を足踏みさせてしまうと指摘。「不足していた体験に気付いた時点で、子どもに心から謝罪し、必要な乳幼児体験を経験させ直してほしい。その後、子どもは変わる」と話した。
またイヤイヤ期、不登校、スマホ依存などについて、その意味や背景を解説。親たちは熱心に耳を傾けた。
こちょこちょの会は毎月親子講座を開催。角田さんを招いての子育て事例検討会も毎月開いている。
保育心理士でもある赤沼代表は「子どもとの関わり方は、親自身の育ち方にも関係してくる。似た境遇の仲間と語り合うことで、つらさを乗り越えられる」と話す。