塩尻市のJR塩尻駅構内にある塩尻ワインの専門バーとカフェの「アイマニSHIOJIRI」で、8月30日から週末限定で、朝食営業が始まる。発酵食品が豊富な和定食で地域を元気にしよう─という試みだ。
「腸もこころもよろこぶ糀福(こうふく)あさごはん」がコンセプト。同市出身で実家が果樹園を営む矢島しよりさん(34、宗賀)が調理を担当する。
メニューは1種類。ご飯と野菜の具だくさんみそ汁、酒かす焼き(魚または肉)とぬか漬けのセットで千円、限定30食。平飼い鶏の卵や野菜の小鉢、季節の果物の追加メニューも用意する。地元産の新鮮な食材を使う。
管理栄養士として松本市内などの高齢者施設で10年ほど働いた矢島さん。県の調査で朝食を取る人が減っていることが気になっていた。朝食を食べると高齢者でも筋肉量が増え、認知機能も低下しにくいなどの利点があることも学んだ。
栄養士として地域に貢献したいと、昨年から市内の起業家プログラムなどに参加して構想を練り、アイマニで実践することになった。
「朝食をしっかり食べると幸せホルモンが分泌される。地域の人が元気で暮らせるよう食でサポートしたい」としている。
営業は金~日曜の午前7~10時。問い合わせは矢島さんのインスタグラム=https://www.instagram.com/koufuku.asagohan/=から。