長野、東京五輪など支えた遠藤さん夫妻 思い出の品を展示 9月8日まで

大町市平の屋内プール・温泉施設「ゆ~ぷる木崎湖」ロビーの壁面に9月8日まで、1998年長野冬季、2021年東京の各五輪、パラリンピックの競技役員とボランティアのユニホーム、ピンバッジなどが展示されている。
壁面は市民の作品などを展示する「だれでもギャラリー」。同市平の遠藤久さん(64)、由加利さん(64)夫妻がそれぞれの大会に携わった際のユニホームやグッズ、参加資格を証明するアクレディテーションカードなどを飾った。
久さんは長野五輪でアルペンスキー男子滑降の計時、計測を担当し、「吹雪などでレースはキャンセル続きだった」と回想。通訳ボランティアで参加した由加利さんは「いろんな国の人と話せて楽しかった」と懐かしむ。
共にボランティアとして参加した東京五輪分は、大会エンブレムに用いた市松模様がデザインされたユニホーム、指定のバッグ、ハットほかが並ぶ。
ピンバッジは各大会40~50個ほどで、各国の選手やメディア、スポンサー関係者らと交換するなどしたもの。長野五輪のマスコット「スノーレッツ」の懐かしい姿も目を引く。夫妻は「展示を機に興味を持ち、パリ大会期間中に選手をたくさん応援してもらえたら」と話している。
観覧は午前10時~午後8時。木曜定休。同施設℡0261・23・7100