松本山雅FCは8月26日、浅川隼人選手(29)が育成組織ユースアカデミーの選手らに語る講演会を開いた。今季J3で3位タイの11得点を挙げているストライカーが「夢のかなえ方」を伝えた。
大卒後に無報酬のアマチュア契約でJリーガーになり、実績を積み上げてきた浅川選手は、自身の夢について「『誰もが夢を追い続けられる環境をつくる』こと。それをかなえるための一つの手段として、プロ選手としての自分がある」。
夢を実現する五つのキーワードとして(1)言霊(ことだま)=夢を口に出すと実現に近づく(2)ドリームキラー(夢を否定する人)=その言葉も栄養にして突き進む(3)当たり前で生きるな=自分だけの武器を磨き、人より努力する(4)ポジティブシンキング=失敗しても、挑戦したことの方に意識を向ける(5)夢に期限を決める=例えば1年後が期限の「目的」を達成するために、今日はどんな「目標」を達成すべきか、逆算して考え行動する─を挙げた。
講演を聞いた岡健太さん(16)は「人より少しでも頑張り続け、将来は山雅のトップチームでプレーしたい」、曽根原叶人さん(12)は「100%の力で試合に臨めるよう逆算して行動したい」と話した。
講演会は、アカデミー生が参加する「RAZUSO未来プロジェクト」の一環。中学1年生と高校1年生の計36人が聞いた。