祖父母の店改装し作品販売や教室
ギャラリーではステンドグラス作家の竹谷舞さん(38)手作りの、シンプルで洗練されたデザインの花器(4070円~)やモビール、アクセサリーなどを展示販売する。店奥のアトリエでは制作活動のほか、教室やワークショップを開く。
竹谷さんは9年前、夫の転勤で松本へ移住。偶然にも松本は、母方の祖父母が暮らし、幼少期から家族で訪れたなじみのある場所だった。もの作りが好きで大学で美術を学んだ竹谷さん。出産で長崎県の実家に里帰り中、母親の趣味だったステンドグラスを作り始め、のめり込んだ。
店は、かつて祖父母が営んでいた種苗店「タネの中村屋」をリフォーム。自身の屋号は「種と苗」から名付けた。祖父母が花を扱っていたことにちなんで、作家としての初作品は花器を選んだ。
透明や淡い色の作品が多く、ガラスをつなぎ合わせるハンダのラインもデザインの一つとして生かす。「幾何学的なデザインが好き。街中の建物からよくインスピレーションを受けます」
小窓などの特別注文も受ける。午前10時~午後5時。日~火曜休み(9月8、16日は営業)。