松本市の松本信用金庫北支店(桐1)で9月30日まで、「京呉服なかとみ」(蟻ケ崎2)会長の中條昌博さん(83、岡田松岡)の「大人の塗り絵展」が開かれている。
富士山麓に咲く芝桜や郡上八幡城、猫、ワラビなど、本に描かれた下絵に、60色の色鉛筆を用いて仕上げた14点を展示。どれも繊細な色合いで、中には13時間ほどかけた作品もある。
中條さんはかつてゴルフのシングルプレーヤーだったが、体調を崩してデイサービスに通うようになり、そこで塗り絵に出合った。本で基礎から学び、時間を忘れて制作しているといい、「今後は美しい自然や滝などの写真を撮って、塗り絵にしてみたい」。
宮川嗣生支店長代理は「来店客は美しい作品に見入っている」と話した。