素材を生かした食べ飽きない味
木曽ヒノキの天然木をカウンターに使い、白を基調とした店内は清潔で明るい雰囲気。「地域の人に通ってもらえる」店を目指し、客とのコミュニケーションを大切にする。カウンターからは調理の様子を見ることができ、店主との会話を楽しめる。
刺し身の盛り合わせや天ぷら、酒蒸しなど、素材を生かした食べ飽きない味わいを大事にしている。野菜は地元の農家から、魚も旬のものを仕入れるため、季節ごとにメニューが変わる。店主の赤羽享さん(28)のお薦めは、ハモをゆがいて食べるしゃぶしゃぶ。カツオと昆布のだしと、薄くスライスしたタマネギを一緒に食べるのがうまい。
赤羽さんは、父親がラーメン店を営んでいたためか、食べることや作ることが子どもの頃から好きだった。高校卒業後は都内の日本料理店などで修業を積み、「住み慣れた土地に恩返ししたい」と独立、開店した。
「多くの人が『おいしい』と通ってくれたらうれしい」と話す。
3種のコース料理や最大24人の宴会も受け付ける。午後5～10時。日曜定休。TEL0263・50・5739