松本信用金庫職員ら草刈り 親子でネーチャーゲームなども

松本市岡田町の芥子坊主農村公園内にある「しんきんの森」で9月7日、松本信用金庫(同市)の職員と地権者の岡田財産区の議員、市職員ら約50人が草刈り作業をした。同金庫職員の家族向けに自然体験イベントも用意し、親子でネーチャーゲームなどを楽しんだ。
参加者は二手に分かれ、腰の高さまで伸びた草を草刈り機で刈り取り、木の根元に集めるなどして2時間ほど汗を流した。
作業と同時進行で、今回初めて自然の中で遊ぶイベントも企画。棒を投げて木製ピンを倒す競技「モルック」や、竹の弓矢で的を射抜くゲームなどに、子どもたちが夢中になった。初めてモルックを体験した芝沢小学校6年の下里奏太さん(12)は「狙った所に投げるのは難しかったけど、ぴったり50点で勝てて良かった」と喜んだ。
同金庫は2013年、県が進める「森林(もり)の里親促進事業」で、岡田財産区と里親契約を締結。南斜面の約5ヘクタールに500本のモミジを植え、年2回整備作業をしている。
同金庫の鶴見明夫理事長(62)は「地球温暖化対策として森林づくりに貢献し、地域の人たちの憩いの場になれば」と話した。