生坂村に暮らし英語教室を営む傍ら、陶芸や絵画制作に取り組む英国人女性ジュリア・グリーフさんは9月19~23日、自身の作品と、英国で暮らす母リズさん(77)による伝統的なレースなどの作品展を、安曇野市豊科高家のダイニング&カフェYOKOYAで開く。「母と娘のふたり展」と題し、リズさんの来日に合わせて計画した。
ジュリアさんは、陶芸と絵画計40点ほどを出展。20年ほど前から取り組む陶芸は、自宅のろくろで成形して焼いたカップやサラダボウル、花瓶など。柔らかい雰囲気の作品が多い。6年ほど前に始めた絵画は、アクリル絵の具やパステルチョーク、ペンなどを使い、さまざまな色を組み合わせて感覚的に描いたという抽象的な作品を並べる。
作品をTシャツやパーカーにプリントしたオリジナルグッズの販売もする。
リズさんは、ビーズで作った上品な飾りやネックレス、同国伝統の手織りの模様入りレース「ボビンレース」などを展示する。リズさんは、ジュリアさんが子どものころからパッチワークや刺しゅうなどでさまざまな作品を作っており「ものづくりの楽しさは母から教わった」と言う。
ジュリアさんは、北海に面したイングランドの町クロマーの出身。生坂中学校の外国語指導助手(ALT)として1999年、村に初めてやってきた。
「西洋の影響を受けた母の作品と、日本の文化を知った私の作品の違いを楽しんでほしい」と話す。
午前11時半~午後6時。19、23日の午前11時半~午後1時半、2人が在廊。同店TEL0263・72・0080