「晴れオケ」都外初公演 9月29日キッセイ文化ホール

キッセイ文化ホール(松本市水汲)は9月29日、管弦楽「トリトン晴れた海のオーケストラ」(通称・晴れオケ)の公演を行う。指揮者がいない自発的なアンサンブルが特徴で、東京を離れての公演は初めて。
同オーケストラは、認定NPO法人トリトン・アーツ・ネットワーク(東京都)が2015年に立ち上げた。サイトウ・キネン・オーケストラの主要メンバーであるバイオリニスト矢部達哉さんがコンサートマスターを務め、彼のもとに集まったメンバーで構成。「地域に密着した最高峰の室内オーケストラ」を目指し、東京の第一生命ホールを拠点に活動する。
金井貞徳館長は「指揮者なしで、どうやって音楽(演奏)をつくっていったのか、興味深い」と話す。
松本公演には、ソリストにピアノの小山実稚恵さんを迎える。ベートーベンのピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」など、ベートーベンの作品を連続して演奏するコンサート「チクルス」を予定する。
入場料はS席5千円、A席4千円、25歳以下千円(全席指定)。小学生~18歳は無料招待する(子ども1人につき同伴者1人のチケットは半額で購入できる)。未就学児は入場できない。同ホールTEL0263・34・7100