松本駅前の飲食店と、県内の酒蔵がコラボレーションし、飲み食べ歩きを楽しむイベント「松本はしご酒の宴」は9月28日(正午~午後4時半)に開く。今年は歩行者天国を設け、酒の試飲会や仕込み水の振る舞い、太鼓演奏など屋外の催しを充実。多くの人が楽しめるようにする。
駅前の飲食店と中信を主とした県内の酒蔵、各24店が参加。1飲食店と1酒蔵がペアを組み、飲食店は自慢の料理3品、酒蔵は3種類の酒(各約60cc)を用意する。
客は、好みの飲食店を訪れ、事前に買った5枚つづりの専用パスポート(前売り5千円)のチケット1枚を使い、店が提供する料理と酒、計6種類の中から3種類を選べる。
パスポート1冊で、5店をはしごしても、仲間とチケットをシェアしてもいい。
歩行者天国になるのは、同駅前の新伊勢町通り、公園通りと市道の一部。「GI長野」の日本酒試飲会や、各酒蔵が酒の仕込みに使う「和らぎ水」の振る舞い、四賀鼓龍(こりゅう)会虚空(こく)蔵(ぞう)太鼓(松本市)の演奏、地元大学生のミニライブなどがある。
約10年前、駅前の飲食店3店を中心に開いたイベントがルーツ。現在は、県内の特産品などをPRして街の活性化を目指す企業などの団体「信州魅力発信プロジェクト実行委員会」が主催する。
磯尾広志委員長は、「お客さんが街を回遊し、魅力を発見してほしい。全県的な定番イベントとして定着させたい」と期待する。
パスポート購入などの問い合わせは、イベント運営事務局℡026・228・8857