童謡唱歌・歌うモナミ 会報400号歩みに思いはせ

松本市の合唱団「童謡唱歌・歌うモナミ」の会報「連絡帳」がこのほど、通算400号を迎えた。合唱指導をする藤澤良彦さん(88、神林)が2007年9月から、毎月2回の例会日に欠かさず発行している。
設立から携わる藤澤さんが、練習予定やイベント報告などを盛り込み、A4判の裏表印刷で発行。9月6日発行の400号は会員の寄稿を中心にまとめ、練習に来たメンバーは長年の歩みに思いをはせながらじっくり目を通していた。
会報は、童謡を後世に継承したいという藤澤さんの思いを伝え、会員らの情報共有に役立てると同時に、会の軌跡も伝えている。会長の中澤延秋さん(77、寿)は「いつも記事をうまく作ってくれ、藤澤さんの情熱を感じる」と話す。
来年の結成30年の節目には連絡帳の縮刷版4冊を発行する予定。藤澤さんは「童謡唱歌には日本語の詩の美しさがあり、歌えば歌うほど味が出る。120歳まで続けたい」と笑顔を見せた。