山形村観光協会は9月28日~10月14日の土日曜と祝日、落花生とサツマイモの収穫体験を初めて開く。会場は村内の「いろどり農園」で、園主は2021年12月に同村の地域おこし協力隊を卒業した穴澤雅美さん(49、上大池)。穴澤さんにとっても初の試みだ。
千葉県出身の穴澤さんは、18年12月に着任して「観光プロモーション」を担当。農産物を使った加工品づくりに取り組みつつ、他の協力隊員らと共に畑を借りて、さまざまな農産物を栽培してきた。
卒業後もその畑を借り受け、化学肥料や化学農薬を使わずにバジル、ビーツ、ジャガイモ、小豆などを栽培し、その野菜を使ったスコーンを商品化。もともとカラフルな野菜や花が好きで「食卓に色を添えられれば」との思いから、農園と同じくスコーンの屋号も「いろどり」にした。
栽培する品目や手入れの仕方など「試行錯誤しながら、チャレンジ中」という穴澤さんにとって、今回の収穫体験もチャレンジの一つ。千葉県在住時に勤めていた観光牧場でも収穫体験を行っていたことや、同村の観光協会もさまざまな農産物の収穫体験を行っていることから、「自身の畑でもやりたい」と村観光協会に相談したところ快諾を受け、今回の体験が決まった。
時間は午前9、11時、午後2時で各回1組限定。観光協会に集合して移動する。落花生は甘みが強い「Qなっつ」4株(殻付きで約1キロ)、サツマイモは「紅はるか」と「シルクスイート」2株(4~5本)で、各千円。雨天中止。村観光協会℡0263・31・6220