安曇野に関心があるアーティストのグループ「わとびら会」は、9月26日に安曇野市の穗高神社で行われる「御船祭」の宵祭りで、創作した舞と盆踊りを奉納する。また穂高のホール「ホワイトトークハウス」で9月28日、「わとびらの道祖神まつり」も開く。
奉納は、午後5時45分~6時半。北アルプス上高地(松本市安曇)の同神社奥宮例大祭の「御船神事」に用いられる、竜の頭と空想上の水鳥「鷁(げき)」の首の飾りが付いた2隻の舟をモチーフにした「龍と水鳥の舞」など七つの舞を奉納する。盆踊りは来場者も踊れる。
28日の道祖神まつり(午後0時半~4時半)は、童謡のミニコンサートと童話劇。3部制で、1部のわとびら縁日(0時半)は、「もののけお面作り」など。出店もある。2部は2時半ごろからで、童謡ミニコンサートと夫婦(めおと)道祖神にまつわる童話劇の上演。第3部は交流会。
同会は東京などで活動するソプラノ歌手や語り部などで構成。県内を巡る中で、安曇野の道祖神や伝統芸能、祭りに影響を受け、同神社へ童話劇を奉納するなどさまざまな活動をしている。
舞踏家で、同会代表の岡佐和香さん(東京都)は「道祖神祭りなど地域の祭りは子どもが減り、維持が大変になっている。新しい風を入れ、こうした文化を世界へつなげるきっかけになれば」と話す。
道祖神まつりは入場料大人3千円、中学生以下無料。浴衣や髪飾りなど和のものがドレスコード。