聖南中生徒が企画 善光寺街道案内 10月27日太鼓演奏なども

筑北村聖南中学校の1~3年生17人は10月27日、善光寺街道を巡るウオーキングイベント「筑北村をゆく」を開く。昨年に続く2回目で、今年は新たに生徒の太鼓演奏や、飲食物などを販売するマルシェも設ける。「古い町並みが残る村の良さを多くの人に知ってほしい」と参加者を募っている。
総合的な学習の時間「あずまやタイム」で、善光寺街道の歴史を学ぶ「善光寺街道グループ」が企画した。午前9時15分、JR篠ノ井線西条駅に集合し、スタート地点の立峠の石畳までバスで移動。青柳宿を通過し「大切通し」まで約10キロを歩き、午後4時解散予定。
昨年、初めて先輩たちが開いたイベントには、小学生から90代までが参加し好評だった。今年も開くことを決め、善光寺街道協議会の小瀬佳彦会長(60)に話を聞き、現地を歩くなど学習に力を入れてきた。当日は小瀬会長の協力を得ながら生徒たちがガイドを務め、見どころや歴史などを解説する。
役場前で開くマルシェは、地元飲食店が出店するほか、生徒が太鼓などを発表し、地域のPRに全校で協力。参加者が自由に楽しむ時間を設ける。
「村をもっと知りたい」と、同グループを選んだリーダーで3年の嶋田光将さん(15)は、学習する中で「筑北村には魅力がいっぱい。多くの人に知ってほしい」という気持ちが強くなった。「大きな声でガイドをし、参加者が楽しいと思えるイベントになれば」と意気込む。
4日締め切り、定員50人。申し込みは同校ホームページから。