松本市唯一のバッティングセンター「村井バッティングセンター」(同市村井町南2)を運営するコンサルティング会社、縁・コネクト(安曇野市三郷小倉)は、施設存続のための資金を得るため10日から、CF(クラウドファンディング)を開始する。野球人口の減少に加え、コロナ禍の影響で利用者が減少。30年以上続いた“村井のバッセン”を守りたいと支援を呼びかける。
同施設は1991年開業。当時は、松本市内にバッティングセンターが同施設を含め3店舗あったが、約10年前までに2店舗が閉店。2018年から、縁・コネクトが同施設の経営を引き継いでいる。
野球人口の減少に加え、コロナ禍が経営に影響。19年に約1800万円あった売り上げは、20年は約200万円減少。その後も右肩下がりになり、23年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が優勝したことで多少盛り返したが、今年も前年同時期比で約100万円減少しているという。
縁・コネクトの松田正和社長(45)は「かつて、練習や娯楽として使い、懐かしい人は多いはず。『バッセン』という独特の施設を守るため協力を」と話す。
CFの募集期間は10日から11月22日まで。目標金額は100万円。詳細はCFサイト「CAMPFIRE(キャンプファイアー)」で「むらいのバッセン」と検索。
同バッティングセンターTEL0263・57・7714