子どもたちがクイズを解きながら塩尻市の大門商店街を歩いて回るイベント「大門ウオーク」が9月28日に開かれた。親子連れなど20組62人が参加し、38店舗を巡った。
クイズは店名の由来や大門地区の歴史にまつわるものなど、商店主らが知恵を絞って考えた。「ダスキン塩尻」の設問は「江戸時代、今あなたが立っているこの場所は?」。社長の浜行雄さんが「宿場?村?ただの草原だった?」とヒントを出し、参加者は話し合って解答した。
塩尻西小学校3年の北澤結子さん(9)は「謎解きが楽しくて毎年参加している」。「ファッションハウスミッシェル」の中村紀子さんは「子どもたちに楽しんでもらえたら」と笑顔だった。
商店街を知ってもらおうと、実行委員会が開き3年目。参加者のアンケートを基に、新商品を開発した事業所もあるという。実行委員長の蟻川博之・しおじり街元気カンパニー専務は「商店が新たなニーズを掘り起こす機会にもなる」と話していた。