色と形を料理や音楽で表現すると―。そんなユニークなセッション「イロとカタチ」が21日、安曇野市のビストロ&カフェ「パーラーつばめ」で開かれる。同店オーナーシェフの三森雄太さん(38)、東京を拠点に活動する音楽家、高嶋青海(おうみ)さん(25)が共演。リハーサルはなく、ぶっつけ本番のパフォーマンスとなる。
アートを身近にと活動する「アート・セッション・プロジェクト」(辻野恵(けい)代表)が主催する。料理はコースで5皿(デザートを含む)といい、1皿ごとに与えられた色と形から受けたイメージを料理にしたり、シンセサイザーを使い、音楽で奏でたり。
例えば1皿目(アミューズ)は黄色の三角。2人は、それぞれの分野で答えを出し、当日披露する。いったいどんな料理を味わえるのか、音楽を聴くことができるのか。おもちゃ箱を開けるような高揚感が楽しめそうだ。
同セッションはこれまで、音楽を料理を食べる際のBGMではなく、どちらも主役になる企画「このひとさら」を2度開いた。いずれも料理か音楽が決まっていて、それに合わせていたが、今回は料理人と音楽家が一つのテーマを基に、それぞれが創作する形にした。
三森さんは「色はイメージしやすいが、そこに形が加わった料理を考えたことはない。どう表現するか模索中」。辻野代表は「お客さんと同じで、私たちもわくわくできる」と話している。
21日午後7時。食後のコーヒー付きで、1人8800円。定員16人。2人1組など、2の倍数の人数で申し込む。定員になり次第締め切る。予約はパーラーつばめTEL0263・55・0273(火水曜定休)