卵の殻に彩色するエッグアートの教室「ボスワーズ」を主宰する松本市神林の赤羽由美さん(62)は10月11~14日、安曇野市三郷温のかんてんぱぱショップ安曇野店で5回目の作品展を開く。自宅に教室を開設して20周年の節目の作品展。赤羽さんと生徒13人の約200点を並べる。
使う卵は、キンカチョウ(高さ1・5センチ、直径8ミリほど)からダチョウ(高さ20センチ、直径15センチほど)までさまざま。インコやウズラ、鶏なども用いる。
まず殻に図柄を描き、歯科技工士が使うグラインダーの一種エアルーターや電動ルーターを使ってカット。アクリル絵の具で着色し、その後何度もコーティングして仕上げる。卵の大きさによってクリスマスツリー用のオーナメントだったり、宝石箱だったり。いずれも手間暇かけた作品だ。
赤羽さんは米国で暮らしていた1998年、エッグアートに出合った。同国でインストラクターの資格を取り、2002年に帰国。04年から教室を開いている。
赤羽さんは「卵はひながふ化するまでの命の入れ物。エッグアートは昔から、命の象徴として贈り物などに使われてきた。相手への気持ちを込めて装飾している」と話す。
午前10時(11日は正午)~午後5時(14日は3時)。入場無料。販売もする。問い合わせはインスタグラムのダイレクトメールで。