箱の中にアートな世界 大町で麻倉「ひみつのワンダーランド」展

大町市大町の「麻倉Arts&Crafts」で11月4日まで、アーティストが一つの箱の中を自由に演出した作品を展示、販売する催し「ひみつのワンダーランド」が開かれている。箱のサイズや材質などはさまざま。鑑賞者は、ふたを開けるどきどき感とともに、遊び心にあふれた箱の中の世界を楽しんでいる。
麻倉にゆかりのある市内外の30人余が出品。箱は建物2階のあちこちに置いてある。扉のように開くもの、ふたを外すもの、布をめくるものなど、開け方もいろいろ。開けると現れるのは絵画だったり人形だったり。思わぬものが目に入り、鑑賞者から驚きの声が上がる作品もある。
出品者の一人、こじまあこさん(51、朝日村)は、箱の内外に色を塗った紙を貼ったり、扉の取っ手を紙粘土で作ったりと、箱自体もすてきに装飾。「楽しく制作できた。他の出品者の多彩なアイデアにも感動した。箱を開けるわくわく感がいい」と話した。
4日まで同市で開催中の「北アルプス国際芸術祭2024」のパートナーシップ事業。前回の同芸術祭作品の一つ「ひみつの森」の続編という位置付けで開いた。
午前11時~午後5時。麻倉TEL0261・85・2139