
卓球女子五輪メダリストの石川佳純さん(31)が10月26日、塩尻市木曽平沢の楢川屋内運動場で地元の小中学生ら約80人を指導した。「肩の力を抜いてみて」「体の回転を使うイメージで」などと一人ずつ丁寧にアドバイスし、参加者は目を輝かせて取り組んだ。
「中学生の頃、この体育館に来たことがある」という石川さん。実際にボールを打ちながら、フォアやバックの打ち方、フットワークなどのポイントを説明し、参加者は自分が目指す技術別に数人ずつのグループに分かれて練習した。
「もっと強くなりたい」と参加した塩尻中学校2年の卓球部員・大下結衣さん(14)は「肩の入れ方や足の踏み込みなどたくさん教わった。憧れの人に直接教えてもらい、うれしい」と笑顔で話した。
教室は、石川さんが卓球の魅力やスポーツの楽しさを伝える「47都道府県サンクスツアー」の一環。石川さんが、市内に工場があるレゾナック(本社・東京、旧昭和電工)卓球部のアドバイザリースタッフを務めている縁で、同社が主催した。