ポーチなど千点展示販売「安曇野さきおり展」

安曇野市の社会福祉法人安曇野福祉協会が運営する障がい者の生活介護事業所「あすなろ」(三郷温)は11月2、3日、「安曇野さきおり展」を事業所内で開く。利用者の社会参加が目的。ポーチやバッグなど約千点を展示販売する。
裂き織りは、不要になった着物、布を8~10ミリの幅に裂いたり切ったりした布を横糸に、京都から仕入れた綿の糸を縦糸に制作。縦糸は畑で栽培した藍やマリーゴールドなどを使って染めているという。
いずれも一点物で、お薦めは、バッグの横の部分に、U字型のポケットを付けたオリジナル製品「Uバッグ」。革や帆布などの持ち手もおしゃれだ。コースターをはじめとする小物、のれんやマット類などの大作もあり、200~1万5千円ほどで販売する。
裂き織りには利用者9人、職員3人が取り組む。機織り班の職員、熊﨑直(すなほ)さん(51)は「縦糸、横糸の組み合わせで雰囲気が変わるのが裂き織りの魅力。地域の人にあすなろ活動を知ってもらえればうれしい」と話す。
午前9時~午後4時。あすなろTEL0263・77・9866