松本城で秋恒例の菊花展 11月11日まで愛好家ら育てた400鉢

松本市の松本城公園で11月11日まで、毎秋恒例の菊花展が開かれている。赤や黄、白の大輪を付けた大菊や小菊の盆栽、鉢から枝が垂れ下がるように仕立て、山や川などの情景を表現した「懸崖(けんがい)菊」など約400鉢が並び、観光客や市民が眺めたり写真に収めたりしている=写真。
市が主催し64回目。市内の愛好家団体「松菊会」会員や、小中学生が育てた鉢を展示している。横山金生会長(76)によると、今年は夏の暑さが長引き、開花が例年に比べて遅れたが、会期内には見頃を迎えるという。
新潟県から訪れた80代の夫婦は「幅広い世代が花に親しむ文化が良い」、岐阜県の70代男性は「素晴らしい。いろんな種類や色が楽しめる」と笑顔。横山会長は「種類や育て方がいろいろある。秋を感じてもらえたら」と話した。
午前8時半~午後5時。