朝日美術館が好評受け3弾 村内作家のオリジナル作品が当たるガチャ 

朝日村の朝日美術館は、村内作家のオリジナル作品が当たる「あさひびじゅわくわくカプセル(通称ガチャ)」の第3弾の販売を、10月25日から始めた。6人の作家が計31個の作品を提供。なくなり次第終了となる。
木工品や消しゴムはんこ、コースター、アクセサリーなど手作りの一点物で、引き当てた作家の作品の中から、お気に入りの一品を選ぶ。1回千円とこれまでより高めだが、同館学芸員の青木啓子さんは「忙しい仕事の合間を縫って制作し、赤字でも取り組んでくれている人が多い。今回もクオリティーが高く、値段以上の作品」と話す。
同ガチャは、美術館で手軽に購入できるお土産がないことや、村内で活動する作家らを紹介する機会になればと昨年4月、青木さんがガチャの機械を段ボールなどで作って第1弾を実施。好評を受けて同7月には、新たに村産カラマツ材で作った機械も加わり、第2弾を販売した。
その後も来館者から「次はいつやるの」と聞かれたり、作家から「次は参加したい」と声がかかったりしていたという。青木さんは「村内の作家と美術館とのつながりができ、来館者からも『個展を見に行った』などの声が聞かれるようになった」といい、ガチャから生まれつつある広がりを喜んでいる。
同館では11月24日まで、村ゆかりの日本画家、柳澤観風さんと三村悠紀さんの生誕記念特別展を開催中。一般300円、高校・大学生200円、小中学生100円。月曜休館(祝日開館、翌日休館)。2、3日は村文化祭に伴い無料開放する。同館TEL0263・99・2359