松本市の有志が原発事故について学ぼうと11月6日、ドキュメンタリー映画の上映と「コリン・コバヤシさんのお話しをきく会」をMウイング(中央1)で開く。
映画はフランスで制作された「チェルノブイリその後の世界」(85分、2018年)。チェルノブイリ原発事故(1986年)で被害に遭ったベラルーシの子どもたちの支援活動を続けているNPOが、現地で取材・撮影した証言映像や、住民の健康状態を報告した政府の誤りや矛盾を指摘している。
東京出身でフランス在住のコバヤシさん(74)は、造形美術を出発点として現在は映像作家やジャーナリストとして活動する。チェルノブイリ原発事故以後、本格的に反核・反戦・反差別など社会運動にかかわり、著書に「ゲランドの塩物語」(岩波新書)、「国際原子力ロビーの犯罪チェルノブイリから福島へ」(以文社)などがある。
「チェルノブイリ事故から放射能の影響は継続しており、医師や放射能測定士が子どもたちの健康状態は一向によくなっていないことを証言している。福島のためにも必見です」とメッセージを寄せている。
午後6時半~8時半。参加費千円(大学生以下無料)。定員50人。