途上国の子どもたちにワクチンを─島内児童センター5年生5人がキャップ集め

松本市島内児童センターを利用する子どもたちが、「人の役に立ちたい」と自主的にペットボトルのふたを集めている。ふたを換金して途上国の子どもたちにワクチンを送る「エコキャップ運動」の一環。主体となっているのは「子ども運営委員会」の5年生5人。現在中学1年生の先輩たちの発案で昨年取り組んだのが始まりで、その姿を見て「かっこいい」と活動を引き継いだ。
センター入り口にエコキャップを入れる手作りの「段ボールポスト」を置き、「エコキャップで命を救おう!」という言葉を添えたポスターを貼って協力を呼びかけている。委員長の藤松朋菜さん(11)は「世界の子どもたちを救うために協力してくれる人がいてとても感謝している。この活動がもっと広がればうれしい」と話した。
センター職員によると、ふたは4月から約半年間で45リットルのごみ袋20袋以上を集め、市社会福祉協議会に届けたという。ふた約800個でポリオ(小児まひ)ワクチン1人分を賄える。