新体操の全日本選手権(11月8~10日、群馬県高崎市)に出場する松商学園高校2年の小林千奈乃さん(17)の壮行会が4日、松本市里山辺体育館であった。所属するNPO法人「NPO総合体操クラブWing(ウイング)」(同市開智)が開き、クラブの仲間や保護者らが激励した。
小林さんは華やかな衣装に身を包み、音楽に合わせてボールの演技を優雅に披露。クラブの鳥羽良武理事長や西沢啓子事務局長、保護者代表が花束などとともに励ましの言葉を贈った。後輩たちは歌でエールを送った。
小林さんは「出場できる喜びを感じて、会場にいる一人でも多くの方々の印象に残る演技ができるように頑張る」と決意を述べた。
4歳で新体操を始めた小林さんは、8月の全国高校総体(インターハイ)で4位入賞。5月の全日本ユースチャンピオンシップで9位に入り、2年連続で全日本選手権出場を決めた。「自分の良さを出し、テーマの世界観を本番で伝えることが目標」と力強く語った。