今年開村150周年を迎えた山形村は10月22日、村農業者トレーニングセンターで記念式典を開いた。村民や近隣市村の関係者ら約160人が出席。会場には、村内の清水寺と縁のある京都・清水寺の森清範貫主が揮毫(きごう)した「永」の文字や、30年前に埋めたタイムカプセルの中身などが並び、参加者は歴史を振り返り、さらなる発展を願った。
1874(明治7)年10月22日、大池、小坂、竹田の3村が合併。村名は山の方の3カ村、山方三カ村と呼ばれていたことに由来するという。式典では、本庄利昭村長がいにしえからの歴史を振り返りつつ、先人の努力や現代に至る発展に触れ、「歴史と文化、豊かな自然に彩られたふるさと。この先も魅力ある村づくりを目指していく」と力強くあいさつした。
式典後の祝賀会にも大勢が参加し、大月民夫村議会議長(75、下竹田)は「生涯心のよりどころとなるふるさとを、みんなで築き上げる新たなスタートになれば」。
11月9、10日は周年記念事業のメインイベント「ねばねばフェス秋のグルメ&音楽祭」をアイシティ21駐車場の特設会場で開き、マルシェやステージ発表、そば・とろろご飯の振る舞いや抽選会などを予定している。問い合わせは村企画振興課TEL0263・98・5666